大きな大会や立川脳以外ではめっきり更新しなくなってしまいましたが、ギリ生きてます。
世界大会も終わったので新シーズンということで気分を一新していきたいところです。

さて、「ジムチャレで子供がどうしても勝てない」とお悩みのオトーサマを見かけたので、見直しがてら勝つための方法を考えてみたいと思います。

ゲームを組み立てる上で何を目指すか。
「自分が勝つ」事はもちろんですが、「相手を負かす」事を考えてプレイすると良いと思います。
どうしても勝てない場合、自分が負けた時の状態を考えてみてください。
たとえばアタッカーが全滅してシビビールで殴りにいったり、加速装置が立たずに強力なEXが棒立ちになったり、そういった勝ち筋が薄くなった状況です
その状況が相手に対して起これば、相手は負けてしまいます。すなわち、自分が勝てるのです。
目の前のアタッカーを闇雲に潰していっても、相手のエンジンが生きていたり、エンジンを潰す事に専念しすぎて複数のアタッカーが無傷で残ってしまったり
そういった状況を回避し、相手のデッキのコンセプトを潰しにいくプレイができれば相手の敗北、自分の勝利がグッと近くなります。

さて、自分が勝つためにはこのコンセプトを潰されない事が大切です。
デッキを扱うプレイヤーの技量が低い場合、複雑なコンセプトのデッキを使うとシステムが崩壊した後のプレイングが追いつき辛いと考えます。
ジュニア、とりわけ就学前や低学年の子供は単純なコンセプトで勝ちにいくデッキを使うと負け辛いのではないでしょうか。

自分が知る中で一番成功した例は、2010年のWCSジュニアディビジョン優勝デッキです。
当時の環境で最も単純、かつ攻撃的なワタッコデッキを、「ワタッコ6体で勝負する」というコンセプトで組んであるデッキです。
現在のカードプールでいうエンペルトのようなカードですが、そのベンチ全てをネンドールやアンノーンRなどドローソースのポケモンで埋め、ワタッコを極力速く立てるデッキでした。
単純でありながら、アタッカーを限定した事により、ジュニア選手にも安定して回せる上にファーストアタックまでのターンが少ない。
Y.Furusawa選手のマスター顔負けのプレイスキル以上に、デッキビルダーの強さが光るレシピでした。

デッキでお悩みのお父さんは、大人の目線で考えず、子供のプレイスキルに合わせて適正なデッキを作ってみてはいかがでしょうか。
どういったコンセプトで試合を有利に運ぶか。プレイヤー本人がしっかり理解しているか確認してみると勝ちがグッと近づきますよ!

コメント

nophoto
コン
2012年8月19日7:15

凄い真面目な話しで感動しました

ありす。
ありす。
2012年8月19日9:23

これはいい記事

takabashi
2012年8月19日9:32

内容・文章ともすばらしすぎて、ゴーストライターを疑うまで(笑)

メーメーパパ
2012年8月19日9:44

ラジャー!と答えたくなる良い記事ですね!
はじめまして!宜しければ相互リンクお願いします!

HK
2012年8月19日10:48

たまにはいい事書いとかんとな!

リンク返しておきました

おのでぃ
2012年8月19日12:19

宮城でポケカしております。
リンクいただきました。よろしければ相互お願いします。

さとパパ
2012年8月20日11:53

ありがとうございます!

とてもおこがましいのですが、
まさに私のようなへっぽこおやじプレイヤーの為に
書いていただいたような記事で感謝です。

『大人の目線で考えず、子供のプレイスキルに合わせて適正なデッキを作って・・・』

まさにその通りですね。
ついつい私の考え・都合で作って使わせる事が多いのですが、
その子の理解度を把握した上で、使いやすいデッキにしてあげないと
意味が無いですものね。

早速、仕事から帰ったら取り組んでみたいと思います。
いつもありがとうございます!感謝です!
HK

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